sayakotの日記

コスタリカ、フィリピン、ベトナム、メキシコ、エチオピアで、勉強したり旅したり働いたりしていた当時20-30代女子のブログ。

2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧

Wolfgang 旋風 〜「自分」と「世界」の「関係性」〜

「私のことはファーストネームで呼んでくれたまえ。 『ミスター』も『教授』も必要ないよ。」 「彼」が最初に、わたしたちの前に登場した日―。 平和研究のビッグ・ネームがお見えになるから、と学部長による事前の アナウンスメントを受けて、当日は皆、やや…

LOHASな社会科見学

“Sustainable Development(持続可能な開発)”の授業の一環で、 循環型の有機農法を採用している農場Finca Agroconservacionistaを見学に。 大きなバスに50名近い大学院生が乗りこみ和気あいあいする様は、 さながら小学校の遠足の風景。 首都サンホセから約…

Costa Rica -世界で一番『遠い』国-

「中米は、日本から、もっとも『遠い』トコロです。」 先日、コスタリカに駐在している日本人のSさんに、そう教えてもらった。 日本の裏側は、南米チリでなかったかなと一瞬考え込んでから、納得。 日本では、北米やアジア、オーストラリアは言うまでもなく…

『Non-Violent Communication』

『ノン・バイオレント・コミュニケーション(非暴力コミュニケーション)』は、アメリカの心理学者マーシャル・ローゼンバーグ博士により提唱された、コンフリクトを乗り越えるためのコミュニケーション方法。平和学という大きな文脈だけではなく、家庭やビ…

「わたし」の歴史。「父」の歴史。「彼ら」の歴史。

自分の幸せな思い出が、世界の誰かにとっての、悲しみの記憶の一部だとしたら―。 そんなことを、想像したことがあるだろうか。 先週、Conflict Prevention(紛争予防)に関する授業で、中米ニカラグアの事例を扱ったときの出来事。プレゼンターは、アメリカ人…

誕生日によせて

13日から2泊3日、週末を利用してカリブ海へ行ってきた。 コスタリカ人の友人が借りてくれたバンに、14人が所狭しとぎゅうぎゅうに 乗り込み、首都サンホセから4時間のドライブ。 白やピンク色をした貝殻の散らばる真っ白な砂浜と、遠くまで透き通ったコバル…

リユース・デザインブランド 『エコピリカ』

数年前からお付き合いをさせていただいている、知人のプロジェクトの宣伝。 初めて会ったのは、大学4年のとき。人と人との‘縁結び’が大好きな友人に連れ出され、同じく初対面の外国人のゲストたちと一緒に、 楽しく浅草や皇居を回った。 第一印象から、まわ…

BANANA REPUBLIC -バナナ共和国の真実‐

1978年にカリフォルニアに登場した、バナナリパブリック。「手の届く高級感」を 備えたカジュアルアイテムをそろえ、アメリカの大抵のショッピングモールで見つけることができる。2005年には日本に上陸を果たし、話題になったのは 記憶に新しい。わたしも好…

‘Theater of the Oppressed’

毎回のグループプレゼンテーション。今回の発表者は、アメリカ人A(♀)、イギリス人L(♀)、日本人T(♂)、中国人P(♂)の4名。 最初から、何かがおかしかった。グループの息がとにかく合っていない。流れもちぐはぐ。英語での説明にもたつく中国・日本人メ…

「コンフリクト」を考える

■conflict 意味1. 不一致、衝突、対立、論争、摩擦、葛藤、あつれき、法の抵触 意味2. 争い、紛争、闘争、戦争、戦闘 (SPACE ALKより) なにかとネガティブな意味合いを持つことが多いこの言葉。意外にも、平和学の文脈の中では必ずしも「コンフリクト」=…