sayakotの日記

コスタリカ、フィリピン、ベトナム、メキシコ、エチオピアで、勉強したり旅したり働いたりしていた当時20-30代女子のブログ。

リユース・デザインブランド 『エコピリカ』

sayakot2007-10-14

数年前からお付き合いをさせていただいている、知人のプロジェクトの宣伝。


初めて会ったのは、大学4年のとき。人と人との‘縁結び’が大好きな友人に連れ出され、同じく初対面の外国人のゲストたちと一緒に、
楽しく浅草や皇居を回った。


第一印象から、まわりをぱっと明るくさせる素敵な女性だったが、人をほっと安心させる、温かい柔らかさをもった彼女のイメージと、コンペティティブなイベント・マーケティングの世界でバリバリと活躍するキャリアウーマンという実際の姿が、なかなか結びつかなかったのを覚えている。今思うと、彼女はきっといつでもどこでも誰とでも、自然のままの彼女で、仕事も何でもしていたのだろうと思うのだけれど。


そして数ヶ月前、飛び込んできた、嬉しいニュース。
彼女の想いがいっぱいに詰まった、リユース・デザインブランド『エコピリカ』の立ち上げ。それは、まだ使えるのに捨てられていくさまざまな「ゴミ」たちを、「デザイン」という魔法を使い、素敵な「モノ」に生まれ変わらせる一大プロジェクト。環境に対する彼女なりの問題意識と、感性と、自身で培ったネットワークとを融合させた、彼女らしい、ゼロからの挑戦。


「まだまだビジネスというにはほど遠いけれど、少しずつ形になっていければいいな」


そんな彼女の言葉とは裏腹に、すでに第1回目の展示会(@恵比寿)の様子は、『L25』や、ラジオでも紹介され、少しずつ、けれど確実に、注目を集めている。


そして今回、新たに飛び込んだ嬉しいニュース。
『エコピリカ』の取り組みが、NHK首都圏ネットワークで紹介されることに。放送予定日は、10月18日(木)18:10〜。デザイナーズ・エコという趣旨の特集の一部として登場とのこと。(コスタリカからは観ることができず。残念)。


最近、日本でも流行の「社会企業家」。平和学の領域でも、“Social Entrepreneurship”は、民間企業が社会に果たしうる貢献可能性という文脈で、ホットなトピック。企業=利益追求。企業に倫理を持ち込むことなど所詮理想論にすぎない、国連平和大学の学生の中でも、そんな懐疑的な意見は沢山耳にするが、果たして本当にそうだろうか。


気張らずに、そしてポジティブに、「エコ」を切り口に社会の問題を考える―。彼女の強みをフルに生かしたその活躍が、わたしは何だかとても嬉しく、そして眩しい。


リユース・ブランド『エコピリカ』。
是非一度、チェックしてみてください。


※エコピリカというブランドネームは、絶滅が危惧される「エトピリカ」という鳥の名前がもともと。「ピリカ」とはアイヌ語で「美しい、正しい」という意味があり、「地球に優しくて、美しいものを創りたい。」という気持ちがこめられているとのこと。


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写真は、カリブ海へ向かう途中の風景