sayakotの日記

コスタリカ、フィリピン、ベトナム、メキシコ、エチオピアで、勉強したり旅したり働いたりしていた当時20-30代女子のブログ。

番犬と門番氏

sayakot2010-09-19

先週から、我が家に待望のワンコが来ました〜。近所に住む日本人の知人からもらった彼女は、4歳くらい(?)で、ゴールデンレトリバー風の高貴な風貌をしています。毎夕帰宅すると体格のいい彼女がのしのしと駆け寄ってきてくれ、それだけで1日の疲れが吹き飛びます。基本は外、夜だけ室内にいれているのですが、しんと静まった家の中で、彼女のすーすーという寝息が聞こえてくると、自分以外の別の生き物のぬくもりが伝わってくるような感じがして、ほっとするのです。


餌は、近所の肉屋から余り生肉をビニール袋一杯につめてもらっています。袋一杯で60円くらい。これを少量の水で煮込んでからあげることにしているのだけど、まず、いろんな部位の内臓や肉のごちゃ混ぜを袋から取り出すのが最初のハードル。初日、なんとかそれらを大鍋に放りこんでゆでていたら、ふところりとした白い脂身の固まりが見えたので、さっとつまんで取り除こうと指で触れたところ、それは脂身でなくて、「歯」でした。途端に背筋に悪寒が走り、思わずぎゃっと叫んでしまいました。。。あれはヤギの頭だったのかな・・・?以降、平日の餌やりは毎日2時間だけ掃除や洗濯のために来てもらっているメクデス嬢にお願いしています。


彼女はとてつもなく甘えん坊で、目が合うたび、すりすりと寄ってきて、お腹を丸出しにしてくったくのない表情で寝っ転がる。撫でるのをやめると、もっともっととパンチしてくるのもご愛嬌。そんな愛らしい彼女なのだけれど、ずっとオーナーが日本人だったこともあってか、ひとたびエチオピア人(特に男性)を見つけると、一変、猛犬と化してしまうのが悩みの種。ドスの聞いた声で、今にも飛びかからんばかりに吠えかかり、アウト・オブ・コントロール。数日前、初めて我が家に「門番」氏がやってきたときには、すっかりおびえさせてしまいました。一般に、エチオピア人は犬が苦手だそうですが、こんな大きい犬に吠えかかられたら余計怖いよね。。。今はだいぶ慣れてきたようだけれど、それでも彼女はどんなに退屈をしていても門番氏に甘えてすり寄ったりすることは決してなく、どちらかというと門番氏と番犬と、お互いのテリトリーを尊重し合っているような様子。それはそれでほほえましい光景ですが。


ところで門番氏は、周囲の強いすすめで引越し約1ヶ月目にしてようやく来てもらうことになったもの。SAAの福利厚生の一環で、月々の警備員代は100%出してもらえるのだけれど、警備会社と契約にすると毎月3500Br(約2万円)かかって割高かつ、そのお金が実際の警備員の手元に入るのはごくわずかということを聞き、大家氏のすすめで近所から見つけてもらいました。24時間交代制で、2人がシフトを組んでいます。給与は一人毎月900Br(約6000円)。これでも相場よりは少しだけ高めだそうで、大家氏は1日であっさり2人とも見つけてくれました。それだけ地域に仕事が足りていないということもあるのでしょう。2人とも、英語はできないけれど、一人はもともと大家氏の庭師で、暇な時間に庭の手入れをしてくれ、もう一人もマメに敷地の掃除をしてくれます。ありがたや。その分わたしも自分の仕事を頑張らないとと思わさせられますね。さあ今週もがんばろう。