sayakotの日記

コスタリカ、フィリピン、ベトナム、メキシコ、エチオピアで、勉強したり旅したり働いたりしていた当時20-30代女子のブログ。

1週間総まとめ:9/19-9/25

sayakot2010-09-27

9月19日(日)
エチオピア日本大使の駒野大使が離任されるということで、我が家から徒歩3分の大使公邸で壮行テニス大会が開催されました。形式は大使館チームvs JICAチーム対決で、わたしはJICAサイドに振り分けられて参戦し、男女混合ペア対決。なんと2戦2勝(!)で、JICAチームの勝利にささやかな貢献を果たし(?)ました。
そして案の定、午後は大雨。


駒野大使は日本-エチオピア間の経済協力に大変熱心な方として有名でした。交通の便の悪い地方の奥地にも頻繁に足を運んで数々の援助プロジェクトを支援され、常に現地の事を学ばれようという真摯な姿勢から、在エチオピアの日本人からはもちろん、エチオピア人からも非常に篤い信頼と尊敬を寄せられていました。わたし自身これまでに何度も、たまたま乗り合わせたタクシーのドライバーから、「日本の大使は立派な人だよ。帰ってしまうのは残念だ」と言われたことがあるほど。そのたびに、一大使の存在がこれほど現地の一般の人たちに浸透しているということへの驚きと、日本人としての誇らしさを感じ、大使はその国の顔なのだということを初めて実感したものです。


9月20日(月)
夜、アジス内のホテルのインド料理屋にて、エチオピアで働く日本人レディース会への2度目の参加。今回も、大使館、JICA、国際機関の方たちを中心に、計15名くらいが集まりました。ようやく顔と名前が一致するようになり、楽しい時間。


今回得た情報:他のアフリカ諸国に比べ、エチオピアではまだまだ凶悪犯罪は少ないものの、最近、外国人を狙ったすりやひったくり、麻薬関連の事件が少しずつ増えてきているとのこと。他、おすすめレストラン情報、このスーパーではこの製品が手に入る、額縁をオーダーするならあのギャラリー、服を仕立てるならこのお店、犬の健康管理にはこの獣医etc…。ネットではなかなか見つけられない貴重なアジスの生活情報を入手。


9月21日(火)
カナダのNGOから3名が事務所を訪ねてくる。カナダ政府援助機関であるCIDAからの助成を受けて、エチオピアで米と織物のマーケティングプロジェクトの設計に来ているのだとか。零細農家とマーケットのリンクをいかに強めるかという試みは、わたしが担当する農村の女性加工品生産グループ支援のプロジェクトにも関連があり、活動に関する情報交換をする。担当の一人であるインド系カナダ人の女性は特に米の加工技術と、女性グループの家族に対するジェンダー啓発ワークショップに興味を持った様子。今後も良い関係を築いていけそうな予感。


9月22日(水)
アジスアベバには、実は国連平和大学(わたしの修士の母校)のアフリカ支部がある。支部といっても、別キャンパスがあるのではなく、アフリカ地域の紛争に関する研究センターのようなもので、一度も訪ねていなかったのだが、ある日、アフリカ支部代表B博士(面識なし)からいきなりの電話。


「卒業生である君がアジスアベバにいるということを、コスタリカ本校の学長から聞いたけども、一体どうして連絡してこないんだ??!!」


、、、というわけで、仕事帰りにお邪魔してみました。場所はなんと我が家から徒歩10分の閑静な住宅街の一画。B博士はルワンダ人で、5年前からアフリカ支部のマネジメントをしているとか。非常に気さくな方で、お互いの組織の活動ことを話してから、またいつでも遊びにくるようにとの言葉をもらいました。


9月24日(金)
慶応大学開発経済ゼミのスタディーツアーの受け入れ。学生さん3名と先生をお迎えして、事務所でSAAの活動を紹介、その後、農産加工事業部のパートナーであるSELAM職業訓練所に移動し、マネジャーのB氏にメイズや小麦の脱穀機、ピーナッツ等に使用する湿式粉砕器、精米機などを実際にデモンストレーションしてもらう。その後はSELAM直営のレストランで昼食。それにしても、大学のゼミでエチオピアに来るとは、なんて贅沢な機会!たった半日だったけれど、こちらも新鮮な刺激を受けました。


9月25日(土)
ご近所の日本人仲間4名と一緒に、Krifutu Resortとして知られるエチオピアのハイエンド・スパ&リゾートに日帰りでお出かけ。車で約1時間半、湖畔にあるそのリゾートは、ブーゲンビリアやハイビスカスが咲き乱れ、まるで東南アジアの極上リゾートのような雰囲気。レストランも◎で、特に新鮮な野菜のサラダとナイル・パーチ(魚)のガーリック&マスタードソースがけが美味でした。お値段は、ランチ、カヤック券(使わなかったけど)、オイルマッサージ(60分)で400ブル(2400円位)。オイルで全身べたべたになったのに最後にシャワーもサウナもさせてもらえなかったのは残念だったけれど、なかなかいい気分転換に♪やはり外国人も多かったけれど、上流層のエチオピア人の家族連れも多いようで、ずいぶん賑わっていました。


アジスは長かった雨季もようやく終わりを迎えつつあり、空が高く太陽が眩しい爽やかな日が続くようになってきました♪

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写真はKurifutu Resortのレストランから。