sayakotの日記

コスタリカ、フィリピン、ベトナム、メキシコ、エチオピアで、勉強したり旅したり働いたりしていた当時20-30代女子のブログ。

その後

sayakot2010-02-06

マリと突然連絡がとれなくなり、1週間。携帯にメールをしても返事がなく、家の電気も消えたまま。もうメキシコシティに引っ越してしまったのかすら分からず、急な展開に驚いている。


わたしたちの目に、「選択肢」が「ない」ようにみえても、与えられた人生を受け入れ、そこに、ささやかでたしかな幸せを見出し、懸命に生きていている人たちは大勢いるだろう。マリもきっとそうした一人なのだろうし、選択肢の有無やその数の多さを以て幸福論を議論するのは、こちらのエゴかもしれない。マリが、日々神に感謝していると言っていたのは、間違いなく本心だと思うし、彼女にしてみれば、特定の宗教を持っていないわたしの方が、ある意味、よっぽど不安定な存在だったかもしれないと、今になって思ったりする。


連絡がとれなくなる前、一度、彼女から「何してる?」とメールが来たのだけど、まだわたしはオフィスだったので、まだ仕事、と一言返したのが最後になってしまった。今思うと、このとき、引っ越しが決まったのを伝えようとしてくれたのかもしれなかった。もっと返事の仕方を考えればよかったと後悔しても始まらず、新天地での彼女の幸せを、心から願うばかり。



先日、ハイチの友人Tからメールが届いた。メールは、「まさか君がすぐそこ(ハイチ-メキシコ)にいたとは思わなかった!」と始まって、家族や友人を大勢失ったけれど、今は復興のための活動を仲間と始めている、とのことだった。日本のメディアは言うまでもなく、最近は米国系のメディア上もそのカバー率が如実に下がってきたけれども、今この時間にも、海を隔てた小さな島で、瓦礫に埋もれてしまった生活を立て直そうとしている人たちがいることを、忘れないでいたい。


Tだったら、必要とされる使い方で活用してくれるだろうと、教えてもらった口座にささやかな送金を試みたのだけれど、チェトゥマル村の銀行からの送金手段がよく分からず。顔なじみの行員のお兄さんに事情を説明してあれやこれやと試してもらったのだけれども、結局ここからではできない、とのこと。
来週また、他の方法を探してみようと思います。



どうぞ素敵な週末を☆


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写真は、ベリーズ国境近くにあるLago Miraglo (奇跡の湖)。名前の由来は知りませんが、、、。
ほとりのレストランの蟹のニンニク炒めが絶品。