sayakotの日記

コスタリカ、フィリピン、ベトナム、メキシコ、エチオピアで、勉強したり旅したり働いたりしていた当時20-30代女子のブログ。

突然ですが、英語版始めてみました。

sayakot2008-05-03

やらなければいけないことは山積みなのですが、重たい腰をあげて、ついに始めてみました。Costa Rican/Manila Reportの英語版。


ご参考までに、URLはこちらです。
http://sayakot.blogspot.com/


一年間前、留学のささやかな記録として始まった日本語版Manila Reportから、自分が想像していた以上の広がりが生まれたことは、自分でも嬉しい発見でした。あるテーマについて、自分の感覚や思考を言葉に落としていくうちに、書き出したときには思いもしなかった結論にたどり着いたり、漠然と心の中を占めていた自分の中の矛盾や葛藤にハッとさせられたり、日本語そのものの面白さと難しさに気付かされたり、家族や友人や、かつてお世話になった方々との、新たな結びつきを実感したり。そして、自分がきっと一生所属するであろう日本の社会に対して、この世界で起きていることを、自分なりの視点で発信していきたい――という、ほとんど思い上がりのような使命感で、途切れそうになりながらも、今までそれなりに続いてきたのですが。


しかし同時に、このManila Reportは、「日本」という、一部の世界だけに閉じていては、決して存在しえないものであり、言語という制約のために、その発信の対象が大きく限られてしまうということに、強いジレンマを感じてもいました。そのインスピレーションのほとんどは、コスタリカやフィリピンでの日々の経験から生まれてきたものであり、現地のメディアや、人々との触れ合いと、世界各国から集まってきた友人たちとのつながりから育まれてきたものだからです。そして、自分が「世界」と「日本」との「つながり  
“interconnectedness”」を実感すればするほど、そして、それを意識して日本社会に発信しようとすればするほど、自分自身の意識が、「日本以外」の「世界」からすっと遠ざかっていく感覚を覚えるようになったのです。英語で発信を始めたところで、世界中に爆発的に読者が増えるとはちっとも思っていないですが(笑)、それでも今回、あえて英語版の創設を思い立ったのは、単純に、自分を「世界」につなぎとめるために必要だと感じたから、というのが、一番大きな理由かもしれません。


とはいえ、特に海外育ちというわけでもない自分にとっては、どうしたって日本語の方が簡単で、かれこれ何ヶ月もためらい続けていたわけですが、それでもずっと辛抱強く後押ししてくれた、インドネシア人の友人Nとフィリピン人のMには本当に感謝です。


基本の構成は、今まで日本語版で書きためてきた内容を、英語版として再編集していく形の予定ですが、予想外に手間のかかる作業であることが判明し、早くも存続がアヤしくなっています・・・。
でもまずはいったん、始めてみようかと思います。


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写真は、近所を散ポ中に出会いました。玄関先のヌレうさぎ。