sayakotの日記

コスタリカ、フィリピン、ベトナム、メキシコ、エチオピアで、勉強したり旅したり働いたりしていた当時20-30代女子のブログ。

A scent of coffee

sayakot2007-09-26

あまりモノには執着しない方なのだが、こちらに来て出会ったモノで、日本(&フィリピン)に絶対に持って帰るとすでに心に決めているモノ。 “chorriador (チョリアドール)”をご紹介。
「愛用品」というより、もはや日常生活の「必需品」か。


チョリアドールとは、コスタリカはもちろん、中米地域で広く使われている、マニュアルの
コーヒーメーカーのこと。元の言葉である“chorrear”が「したたる、ポタポタ落ちる」という動詞なので、文字通り、ドリップコーヒーメーカーということに。


使い方はいたってシンプル。ぶらーんとぶらさがった上部の袋部分(写真参照)に、挽いたコーヒーをたっぷりと入れ、下にポットをセットしたら、上からゆっくりとなじませるように熱湯を注ぐだけ。お湯が”ジュッ”と音を立てた次の瞬間に、コスタリカの原生林の鮮やかな色彩を感じさせるコーヒーの香りが、ふわっと鼻腔を駆け抜ける。その瞬間が、たまらない。


このチョリアドール、ハマればハマるほど、いろんな意味で美味しいこと尽くしの優れモノ。香りをダイレクトに楽しむことができることはもちろん、手間もかからないし、とにかく早い。さらに、フィルターの役割を果たしている袋は100%コットンであるので、洗って何度でも繰り返し使うことができ、エコ・フレンドリーでもある。コーヒーが飲みたいのに紙フィルターがない!という状況に陥ることもない。また、電気を必要としないので、アウトドアでも気軽に美味しいコーヒーを楽しむことができる。



それにしても、日本ではスタバ三昧、フィリピンではネスカフェ三昧、そして今は本格的なコスタリカン・コーヒー三昧というわけで、近頃摂取量が増加の一途を辿っているような。今やマグカップ(大)で1日3杯(朝・昼・夜)が基本量。ホストファミリーのマリアとのんびりお喋りしたり、友人の家に遊びに行ったりすると、気がつけば5、6杯ということも珍しくない。


コーヒーの飲み過ぎに何か問題あったかしら、と同じくコーヒー好きの友人と何も知らないフリをしながら、ただ今コーヒーパラダイスを謳歌中。


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写真は、ホストファミリー愛用の年代モノのチョリアドール。
袋もすっかりコーヒー色。