sayakotの日記

コスタリカ、フィリピン、ベトナム、メキシコ、エチオピアで、勉強したり旅したり働いたりしていた当時20-30代女子のブログ。

フィリピンに住むということ

sayakot2007-04-14

初めての週末♪バングラデッシュ、フィリピン、インドネシアのクラスメートと共に市内観光を企画。


大学構内から発着する「トライシクル」(サイドカー付のオートバイ)に乗って最寄の駅へ向かう。Max3名で、1人7P(約14円)。マニラは大気汚染が深刻で、普段であれば歩道を歩くのも辟易なのだが、この暑さの中では、オートバイの上から顔にうける風が心地いい。


以外にも近代的なこちらの高架電車は、日本の国際協力銀行JBIC)を通じて建設されたものとのこと。よく見れば各車両に、そんなエピソードを示すロゴもある。すっかり市民の足として定着している様子は、なんだか嬉しい。


National Museum, Casa Manilaの2つの博物館を予定していたが、まだ大学からIDをもらっていないために学割が利かないとのこと。実際はほんの数十円の違いなのだが、苦学生には重要な問題。当初の予定を変更して、マニラ動物園へ。「ジプニー」という乗り合いジープを使って移動(1人7P)。
途上国の動物園は、動物にとってあまり良い環境に造られていないことが多い(かつての日本のもののように)のだが、実際の生態系に合わせたexhibitionをしているケージが意外に多かった。赤い顔をしたニホンザルに、ささやかなノスタルジーを感じる。


ローカルなマーケットに行き、マンゴーとポメロという大きな柑橘系の果物(ザボン?)を購入。鯵やマグロを置いている店では、優しそうなおばあさんが丁寧な日本語で「日本人ですか」と話かけてくる。あまり言葉は交わさなかったが、笑顔で写真に写ってくれた。
フィリピンの歴史をもう少し勉強してから、史跡などをいろいろ訪ねてみようと思う。マニラのあるここルソン島には、日本人の収容所なども残っているとそうだ。


今日、フィリピンの現実を少し垣間見た気がする。電車から見たスラム街や、ゴミ捨て場の片隅で生まれたばかりの赤ん坊をあやす母親の姿や、小さな手で小銭をねだる幼い子供達。Save the Childrenで働いていたMasud(バングラデッシュ)ですら、「We cannot do anything here yet.」と言わざるを得ない現実に胸が締め付けられる。今は吸収の期間。いろんなものを見て、聞いて、感じていこうと思う。


夜は近くの韓国料理屋でプルコギ。久しぶりのビールが美味しい。