sayakotの日記

コスタリカ、フィリピン、ベトナム、メキシコ、エチオピアで、勉強したり旅したり働いたりしていた当時20-30代女子のブログ。

新春の。

sayakot2011-01-16

昨日は在エチオピア日本大使公邸での「新春賀詞交換会」に出席。昨年秋口に赴任された岸野新大使に、エチオピア在住の全日本人(約200名だとか)がお招きにあずかりました◎


大使公邸と我が家は徒歩4分の距離にあるので、会場には徒歩で。ロバと羊の行き交う砂利まじりの小道には、「スマートカジュアル」というドレスコードに併せてセレクトしたややキレイ目の服(黒ワンピース+ぴたっとしたパンツ+黒パンプス)はちょっと浮き気味だったかも。


開始時刻の12時30分ちょうどに到着したところ、会場である公邸のお庭にはすでに大勢の人。1/3くらいの方はもうなんとなく顔や名前が分かるようになってきた気がするけれど、一方で初めてお会いするのは大体、青年海外協力隊やシニアボランティアとして普段は地方をベースに活動されている方達や、JICAの専門家として短期でいらしている方々。この国には日本企業が三菱商事一社しかないこともあり、在エチオピアの日本人のほとんどは、大使館を除くと開発関係者とその家族。その特徴ゆえか、日本人コミュニティがこうして一堂に会すると、見ず知らずでも互いを労いたくなるようなある種の一体感があるような気がするのが不思議。


大使のご挨拶の後はお待ちかねのお料理群。テーブルにズラリと並んだお正月料理の数々は壮観でした。お刺身、バラチラシ、数の子、栗きんとん、かまぼこ、黒豆、筑前煮、おでん、お雑煮etc…. 日本に帰ったばかりのわたしでさえ、エチオピアでは考えられない鮮度の魚や、ほとんど手に入らない大根、れんこん、ゴボウ等々をふんだんに使った料理に思わず唸りました。公邸料理人は日本人でなくなんとタイ人の方だそうですが、オーブンレンジで焼いたお餅を、もくもくと一つ一つ丁寧にお雑煮に盛りつける姿に、職人魂を感じました。それにしても、年末年始に日本に帰れなかった方たちの感激はどれほどだったかと想像します。


大使にご挨拶し、料理もワインも満喫し、友人知人達と年末年始のアップデートや仕事関係のご挨拶をし、2時間ながらとても楽しかったです。日頃イベント事がとにかく少ないエチオピア生活なので、いつもより少しだけ綺麗な服を着て、美味しい和食を囲んで日本人同士で集まるこうした機会というのは、わたしだけでなく多くのエチオピア在住邦人にとって特別なイベントだったのではないでしょうか。皆心なしか名残惜しそうに帰路につきました。


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写真を撮り忘れてしまったので、パリからの写真を1枚。