sayakotの日記

コスタリカ、フィリピン、ベトナム、メキシコ、エチオピアで、勉強したり旅したり働いたりしていた当時20-30代女子のブログ。

Pettit パリ・レポート&謹賀新年

sayakot2011-01-11

新年明けまして、おめでとうございます。


昨日、日本での約2週間半の休暇を終えて、アジスアベバに戻って来ました。


帰国中は、日本を出てから6ヶ月ぶりに髪を切りにいったり、家族でディナーに出かけたり、エチオピアで壊れてしまった愛用ラップトップを修理に出してApple Storeのキメの細かいサービスに感激したり、忘年会に顔を出したり、One-dayコンタクトレンズのストックを買い込んだり、エチオピアのスタッフに頼まれていた電化製品の買い出しに行ったり、セール品の買い物に走ったり、期待していた「ノルウェイの森」を観に出かけたり(がっかり、、、)、懐かしい友人達とお茶をしたり、(もちろん)飲みにいったり、初詣に出かけたり、謎の神経痛で海外渡航専門クリニックに駆け込んだりーー盛り沢山にいろいろとあったけれど、中でも、神戸で祖母と2人きり、本当にのんびりと過ごした大晦日と元旦がとても味わい深かったです◎


ところで、今回は日本→パリ→アジスアベバというルートで帰って来ました。これまで、「ヨーロッパなんてつまらない」と大した経験もないのにそう頑なに信じてきたのだけれど、今回たったの2日、街を練り歩いてみただけで、結局「うーん、さすがはパリ。」と唸ってしまいました。。。古い歴史を感じさせる街並は、息をしているかのように今も人々の日常に生きているし、バゲットを片手に颯爽と歩くパリジェンヌのスタイルや、ふらっと立ち寄った街角のレストランの洗練されたメニュー、店々を飾るかわいらしいオーナメントのさりげなさにも、ちょっとした感動がありました。普通の八百屋さんでさえ(失礼)、ファッション雑誌の背景を切り取ったように映ったりして、いやはやびっくり。そうそう、日本で食べ忘れた生牡蠣も、ここできちんと取り返し、十二分に満喫しました。


ステレオタイプにちょっとスノッブな感じのフレンチ ピープルに遭遇したりもしましたが、エレガントに親切な人たちとの出会いもありました。また何より、予想外にアフリカ系やアジア系、中東系の人々の入り交じったその雑多な街の感じは、―――現実には移民排斥等いろいろ問題はあるのだろうけれど―――この街を更に魅力的なものにしているように感じました。


エチオピアに最初に来たときから持って来ていたフランス語文法の本、そろそろ1ページ目を開いてみようかな。


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さて、エチオピアは海外からの電化製品や貴金属類の持ち込みに対する規制が異常に厳しいので、昨日ようやく飛行機がアジスアベバの空港に降り立ったときは実はずいぶんひやひやしていました。というのもスーツケースの中に、事務所スタッフや大家氏に頼まれていたビデオカメラやデジカメや時計がもろもろ入っていたからなのですが、結局、何事もなく税関を通過することができました◎。


2週間半ぶりのアジスの空気はひんやりと冷たく、パリからの約8時間のフライトで疲れた体に心地よく感じられました。早朝にも関わらず空港には事務所のドライバーが来てくれており、私の荷物を引き受けながら、“Welcome back! Your family, friends ok?”と笑顔で迎えてくれました。そして自宅の門では狂喜乱舞した2匹の愛犬たちに迎えられ、ああ「戻って」来たんだなといよいよ実感。
そして続けて、大きなサプライズが。帰宅と同時に門番氏が手渡してくれたのは、去年誕生日に失くしたピアスの片方。母から送られた誕生日プレゼントを、あろうことか受け取ったその日に落とし、どん底の気持ちで家中、近所中探しまわったピアス。それが、庭の片隅の芝生からひょっこり出て来たらしい。門番氏には何度も何度も御礼を言いました。それにしても、なにやら幸先のいい予感◎。


オフィスに向かう途中、車道すれすれにロバがよたよたと歩く、もはや見慣れた光景を眺めながら、2011年はどんな年になるだろうかとぼんやりと想像。そんなエチオピアでの新たな1年の始まりでした。


今年も引き続き、何卒どうぞよろしくお願いいたします。