sayakotの日記

コスタリカ、フィリピン、ベトナム、メキシコ、エチオピアで、勉強したり旅したり働いたりしていた当時20-30代女子のブログ。

ワーク3日目

sayakot2010-07-07

☆☆☆3日目おもな出来事(抜粋)
エチオピア・カントリーディレクターとの打ち合わせ
SAAのオフィスはアジスアベバに2つある。一つは、Regional Officeといって、エチオピアウガンダ、ナイジェリア、マリの4カ国全体の活動を統轄するより包括的なオフィス。アドミニストレーションを担うエチオピア人スタッフを除くと、後はタンザニア、ドイツ、フィリピン、チャド、ケニア出身のディレクターたち。わたしもこちらのオフィスに属しています。


もう一つは、車で20分位離れたところにあるCountry Officeといって、エチオピア国内でのプログラムを動かしています。こちらのスタッフは、ディレクターを含め、皆エチオピア人。


今日は、Country OfficeのディレクターA氏を訪問し、昨日から私がフィリピン人L女史と作業していた会議について、助言をもらう。エチオピア政府関係者に対して持つネットワークに関しては、やはり彼が抜群で、ひとつひとつのアドバイスが非常にありがたい。やっと会議の概観が固まってくる。その分、今後のツメの作業も膨れあがったけれど。


◆初インジェラ
エチオピアの典型的な料理を遅ればせながら現地初体験(目黒で一度食べたけれど)。昨日一緒に打ち合わせをした、プロジェクト付のスタッフたちとL女史と5人でレストランへ。


インジェラという、エチオピア固有のテフという細かな穀物を発酵させてつくった薄焼きのパン(?)に、どろどろとした煮込みをつけて食べるものをいただきました。エチオピア人にとっては、日本人にとっての「白米」のように欠かせないものだけれど、きつめの酸味は、外国人にはなかなか馴染みがなく、好き嫌いが分かれるというのも納得の味。慣れたらハマる、のかな?


二人の女性スタッフに、牛肉炒めを勧めたら、今は「断食」の時期なの、と申し訳なさそうに言われる。エチオピア人の多くが信仰しているエチオピア正教はとてもユニークで、キリスト教の一派ではあるのだけれど、年の半分以上が「断食」期。午後1時までいっさい食事をせず、また、1時以降も動物性タンパク質を摂らないという規律になっている。また、ユダヤ教イスラム教のように、豚肉は時期を問わず一切の禁止。いろんな「日常」があるものですね。


◆カフェタイム
オフィスに戻ってからは、ひたすら会議の準備、準備。午後3時頃、カフェラテ(エチオピアでは“マキアート”と呼ばれます)を出してもらう。さすがはコーヒー発祥の国、しかもイタリアに一時期占領させていた影響もあり、エチオピアではコーヒー文化が深く人々の生活に根付いています。このオフィスでも、朝10時と午後3時に、個々人の希望に合わせてコーヒーorマキアートが出てきます。コーヒー好きにはたまらず。最初は小さなカップだったのに、最近はお願いしなくとも大きなマグで出してもらえるようになりました♪


◇帰宅
オフィスのネット環境はちょっと問題あり。いきなり落ちたかと思うと、復旧のメドがたたない。夕方17時頃、どうにもつながらなくなってしまったので、自宅作業に切り替え。ちなみにローカルスタッフの就業時間は8:00-16:30とのこと。この時間を過ぎると、オフィスが静かになります。


帰ってから、昨夜作った鶏と野菜スープをあっためて、ディナーとしました。穏やかな夜。


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写真は、エチオピア人のソウルフードインジェラ。クレープ状で、ちょっと湿った感じ。手でちぎって、ソースや煮込みを上手に巻きこんで食べます。これはベジタリアンインジェラ