sayakotの日記

コスタリカ、フィリピン、ベトナム、メキシコ、エチオピアで、勉強したり旅したり働いたりしていた当時20-30代女子のブログ。

New Year RESOLUTION 2008

sayakot2008-01-02

新年明けましておめでとうございます。


振り返ってみると、2007年は激動の年だった。
大手企業の新卒採用戦略作りに携わっていた去年の今頃。必死にそろえた応募書類も、提出したことさえ忘れるような時間の流れの中で、国連平和大学から合格通知が届いたのが、昨年の2月半ば。3日間、胃に穴が開くほど悩みに悩んだ末、翌月末に退職。そして今、日本から「最も遠い」コスタリカで、世界60カ国からやってきた仲間たちと「平和」を考える日々―。
人生って本当に何が起こるかわからナイ。


今後の予定はというと、2月後半までコスタリカ、その後は卒業する10月までの8ヶ月を、再びフィリピンで過ごすことになる。フィリピンでは、既に昨年お世話になったマニラのAteneo de Manila Universityで、
引き続き国際平和学、特にアジア地域に焦点を当てた授業を中心に履修し、6月以降はフルタイムのインターンシップの予定。


インターン先は当然、今後のキャリアプランとその目的によって変わる。現場を知るという意味で、末端の草の根NGOを選ぶのか、あるいは援助の枠組みの全体像を知るという意味で、UNICEFやUNDP(国連開発計画)、世界銀行アジア開発銀行等の国際機関を希望するのか、民間の可能性を探るという意味で、開発系のコンサルティング会社や大企業のCSR部門をあたるのか、もう少し悩む必要があるが、いずれにせよ、貧困地域のコミュニティ開発の領域で、フェアトレードマイクロクレジットをキーワードに探していければと思っている。(そもそも受け入れてもらえないとお話にならないので、入念な準備も必要・・・。)


わたしの今後をまるで自分のことのように心配してくれる友人たちからは、卒業後の進路はどうするのか、ちゃんとお前は食べていけるのかと、少し遠慮がち(?)に尋ねられたりもするが、半年後のインターンシップ先さえまだ模索中なのだから、この質問に答えられるようになるには、もう少し時間がかかりそうだ。経験の浅い自分にとっては、まだあまりに多くのことが未知の領域で、実際に現場を見ながらでないと、決められないと思う。何でもかんでも事前に計画を立てるのが好きな「A型的」自分のスタイルとはだいぶ異なるが、留学当初を振り返ってみても、「世界で何が起きているのか、もっと肌で感じていたい―。」そんな気持ちひとつで飛び出してきたあの頃と比べて、今、自分が立つフィールドに対する問題意識や愛着がより明確になったのは、やはり実際にフィリピンやコスタリカで様々な人々の生活を見たり聞いたり、授業で議論したり、一人自分でモンモンと考えたり―、そんなことを通じて少しずつ形成されたものだと思うのだ。


とはいえ、わたしがこんな半モラトリアム的な留学生活を謳歌している間に、幸せな結婚をした先輩や、時には悩みながらも今が最高に楽しいとモーレツに働く同期や、名門大学へのMBA留学準備を進める友人や、やっぱり女としての幸せを大事にしたいとキャリア転向を考える女友達や、起業の準備をちゃくちゃくと進める相変わらずエネルギッシュな知人と話をしていて、まったく焦らないかというとウソになる。だけどついこのあいだまで、銀座や渋谷で買い物してストレスを発散させていた自分が、今やタランチュラが排水口から顔を覗かせる家で満足しているのだ。だから悩んだときは、「あの頃」当たり前だった感覚で、今更に自分を縛っても仕方ない、と思い直すようにしている。


さて2008年。今年もさらに波乱万丈の年になりそうですが、四方に高くアンテナを張りつつ、一歩一歩進んでいこうと思いますので、温かく見守っていただけたら幸いです。どうぞ今年もよろしくお願いいたしマス。


皆サマにとっても素敵な一年になりますように☆