sayakotの日記

コスタリカ、フィリピン、ベトナム、メキシコ、エチオピアで、勉強したり旅したり働いたりしていた当時20-30代女子のブログ。

水事情

sayakot2007-08-30

ここしばらく、ミネラルウォーターを必携する生活をしていた。特にマニラでは、いつでもどこでもバックパックにペットボトルを持ち歩き、大学やレストラン、モールなど、飲料水が自由に補充できる場所を見つけてはよく補充していた。とても暑い国だし、日々の生活ことなので値段もバカにならないからだ。


そういえば昔インドに行ったときは、初めての「途上国」だったこともあり、かなり水には気を遣った。レストランで出される水や生ジュースには絶対に口をつけなかったし、水道水で洗った生野菜のサラダを食べることもなかったし、歯磨きの水さえミネラルウォーターを買った。うがいをするときやシャワーを浴びるとき、少しでも「うっかり」飲んだりすることがないか、ドキドキ気を遣ったのを覚えている。(話はそれるが、旅に連れていってくれたインド人のお母さんは普通に生水をごくごく飲んでいたのに、アメリカ育ちの娘たち(見た目はインド人)と私に対しては、絶対にあなたたちは飲んじゃだめよと念を押していたのがなんだか印象に残っている。)


そんなこんなで、コスタリカに来る際も、外務省の海外安全ホームページをチェック。


「水道水はサンホセ市内ではそのまま飲むことが可能ですが、ミネラルウォーターの飲用をお勧めします。」


私の住所はサンホセ市外なので、着いた当初は、慣れるまではまたミネラルウォーター生活かと思っていたのだが、ついこの間、毎日、食卓に出されている水が、実は水道水だったことが発覚。水道水独特のカルキくささや泥臭さもなく、ぬるくても違和感なく飲めてしまうので全然気づかなかった。お腹の調子も問題ない。自分の部屋用に、わざわざ近所のスーパーで大きなボトルを買っていたのが急にバカらしくなる。


緑と水の溢れるこの国からの嬉しい贈り物に、思わずにんまり。


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写真は、ハキリアリ(見えますか?)。巣に持ち帰った葉っぱに菌を植えてキノコを栽培し、それを餌にするそうな。侮れない蟻。