sayakotの日記

コスタリカ、フィリピン、ベトナム、メキシコ、エチオピアで、勉強したり旅したり働いたりしていた当時20-30代女子のブログ。

!Pura Vida!

sayakot2007-08-25

“!Pura Vida!”


この言葉なしに、コスタリカを語ることはできない。
英語では”pure life"、日本語では「ピュアな人生」と訳されるのだが、日常の会話の中でもニュアンスを変えてしばしば耳にする。
例えば:


“Como estas? (調子はどうだい?)”
“Pura Vida!(最高だ!)”


Gracias! (ありがとう)”
“Pura Vida! (もちろんだ!)”


実際にどういう意味をこめてあなたは使っているの、とコスタリカ人に聞いてみると、
普段あまりに無意識に使っているためか皆、急に説明しづらそうな様子を見せたりするのはご愛嬌。


これはわたしなりの解釈なのだが、要は、この場合の「ピュア」というのは、”innocent”とか「無邪気」であるとか、そういった狭義の純粋さを指すのではなくて、生きていることの美しさ、素晴らしさを全身で感じ、そして感謝する、スーパー・ポジティブで大らかなコスタリカの人々のメンタリティを表現しているように思う。


ホストペアレンツであるマリアとホセが互いを労わりあう様子や、言葉の通じないわたしを家族のように受け入れ、共に食卓を囲み、お互いの1日の出来事をシェアするときの空気、そして外で犬と一緒に泥んこになって走り回る子供たちののびのびとした様子を見つめる眼差し。
野外マーケットで途切れることのない立ち話を楽しむ人々や、売り物のレモンやパパイヤをすいすいとナイフで切って差し出してくれる店のおじさん。庭先にイスを出し、何をするでもなく、ひんやりとした夕方の風を楽しむ近所の家族たち。彼らを見ていると、そんな気がするのだ。