Real Diversity?!
昨日に引き続き、150名の新しいクラスメートたちとオリエンテーション。
アメリカ、カナダ、ニュージーランド、イギリス、イタリア、ドイツ、フランス、ポルトガル、ノルウェー、チェコ、ルーマニア、インド、パキスタン、バングラデッシュ、スリランカ、ネパール、キルギスタン、タジキスタン、ベトナム、インドネシア、中国、韓国、日本、エジプト、カメルーン、エチオピア、セネガル、スーダン、ケニア、ルワンダ、ガボン、ブラジル、コスタリカetc...今までに経験したことのない"Diversity”に圧倒される。そして、一人ひとりの溢れるエネルギーに、経済大国アメリカも日本も中国も、もはや完全に相対化された一つの国に過ぎなくなることを強く実感。
それにしても、ここまで個々の国々の明確なアイデンティティを意識することになると、世の中に起きている出来事を正確に理解することや語ることが、とてつもなく重要かつ壮大なチャレンジになるように思う。「アジア人は・・・」「欧米人は・・・」「アフリカ人は・・・」といった、普段日常的に行っているステレオタイプな一般化に対してさえ、それが本当に正しい認識かどうか、目の前の相手の国を無意識に侮辱したり軽視していないか、最大級の意識を払わなければいけないからだ。
たとえばアジア圏外の国を旅していると、地元の人々に「東京は中国のどこにあるんだ」「韓国は日本の一部なんだろう」とか、信じられないようなことを無邪気に言われることがあり、それはしばしば笑い話になる。だがそれは結局、わたし達日本人がアフリカの国々の違いをほとんど意識することがなく、個々の国々に何が起きているのが、そこで人々がどのように生きているのか、興味を持たないこととほとんど同じことなのかもしれない。
さて、皆バックグラウンドは様々だ。国際NGOや草の根NGO、国連、その他の国際機関、政府機関やジャーナリズムなどですでに幾多の経験を積んできたメンバーも多いが、わたしのようなほぼ全く違う領域にいた民間出身者や、大学卒業後すぐにやってきた者も若干名いる。
今はまだ顔と名前を尋ね合ってはまた忘れ、の繰り返しだが、今後、ゆっくりとお互いのバックグラウンドを掘り下げていくのが楽しみだ。
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写真は、コロン町の子供達の歓迎のダンスにて。