sayakotの日記

コスタリカ、フィリピン、ベトナム、メキシコ、エチオピアで、勉強したり旅したり働いたりしていた当時20-30代女子のブログ。

A Mess!

sayakot2007-06-06

待ちに待った10連休が、明日からスタート。バタバタと始まったマニラでの英語トレーニングも、これで折り返し地点にきたということ。


この休暇では、友人達とミンダナオを訪ねる予定だった。


スペイン支配のはるか以前からイスラム教徒が多く住んでいたミンダナオは、キリスト教を主流とするフィリピン政府とは今も一線を画す、やや異色の地域。分離独立を掲げるモロ・イスラム解放戦線(MILFA)と政府軍の対立が、未だに本質的な解決にはほど遠い状態にあるということは、連日の血なまぐさいニュースを見ても明らか。


ただし、一口に「ミンダナオ」と言っても、実はなかなか広い。ここフィリピンでは、ルソン島に次いで2番目に大きい島なのである。もともと台風が少なく、年間を通して温暖なこの島は、手付かずの熱帯雨林と美しいビーチに恵まれている。こちらでとれる新鮮なシーフードと果物は特に有名で、私の大好きなポメロ(大きな柑橘系果物)も、そのほとんどがここからやってくる。そしてもちろん、ミンダナオ全土が常に紛争状態にあるわけではなく、特に今回旅を予定していたダバオは、フィリピンでも有数の平穏な都市なのである。


しかし何より、私がミンダナオ(特にダバオ)に固執していた理由は、この地が戦前、1万人以上の日本人移民が、困窮の中で生活の糧を築いた場所だからだ。リトルトウキョウとも呼ばれた日本人街は、アジアで最大規模だったとのこと。(「地球の歩き方」より)全てを捨ててこの地にたどり着いた入植当時の彼らが、一体どんな想いでこの地を切り拓いたのか、少しなりとも感じとることができれば、と思っていた。


そんな背景もあって、今回、同級生のJが、彼の親戚の家に私たちを招待してくれた時は、またとないチャンスと大喜び。
ところが・・・。


出発の前日の今朝になって、まにら新聞に大きな見出し。「テロ脅威で注意喚起。在フィリピン日・豪両大使館」。見なかったことにしよう、そう思いたいながらも、従来は警戒の対象外にあるダバオ市が、今回はしっかりとリストに挙げられてしまっていたことと、帰国の当日がフィリピンの独立記念日と重なっている(=最も緊張感の高まる時期)ことがネックになり、悩んだ末、今回はお流れということに。


というわけで、急きょ予定の練り直し。
セブ、ボラカイ、ボホール、エルニドetc...この国が誇るリゾーティな候補地が、つぎつぎと浮かんでは、消えていく。


そして!
最終的な結論はというと。。。
・レイテ島
サマール島
の2箇所に決定。


セブ航空のチケットカウンターで2時間延々と待たされた上、無事にチケットも変更。8日朝から12日まで、行って参ります。
それにしても、昨日から想像のできない展開。ああ、長い1日。


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写真は、Ateneoキャンパス。食堂の中庭(?)です。