sayakotの日記

コスタリカ、フィリピン、ベトナム、メキシコ、エチオピアで、勉強したり旅したり働いたりしていた当時20-30代女子のブログ。

Presentation

sayakot2007-06-05

英語のインテンシブ授業が始まって約2ヶ月。
今日は、これまでの経過の(プチ)集大成として課せられた、自由レポートの発表会。


私のプレゼンのタイトルは"Confronting the Flawed History of One's Own"。現代社会において、個人がいかにnational hisotryと向き合うべきか、みたいなことをテーマにしました。歴史教科書問題と、最近のワカモノの歴史に対する無関心の傾向を、それぞれ、歴史の捏造(fabrication of history)と過度な客観化(excessive objectification)と忘却(oblivion)の例として取り上げながら、やっぱり歴史とは正面から向き合っていかなければ、世界から取り残されてしまいますよ、というのが全体のメッセージでした。


最後の質疑応答では、「新しい歴史教科書」と従来の歴史教科書の間にはどんな違いがあるのか、というところに皆の関心が集中。わずか10分の短時間ながら、インターアクティブで楽しいプレゼンとなりました(プレゼン嫌いの自分には珍しく)。


ところで、「新しい歴史教科書」採択に反発する流れとして、日本全国で200以上の市民団体が結成されたという事実や、実際の採用率が0.1%にも満たなかったことについて、皆、かなり意外だった様子。「歴史認識の甘い日本」というある種のステレオタイプが、海外メディアの常識であるということは、残念な現状として真摯に受けとめる必要があると実感。



「個人と国家の歴史の関わり方」は、ずっと昔から興味があったテーマ。ただ、日本にいる時は、そのあまりに「ストレート」なテーマ性ゆえか、正面から向き合うことを常に避けてきたような。そして今、改めてこんなことを考えてみる気になったのは、そしてそれをテーマに話してみようと思ったのは、やはりこのフィリピンという場所、そしてフィリピン、インドネシア、中国、韓国etc...アジア11ヶ国からやってきた、クラスメート達の存在が大きいのかも。



それにしても、久々のパワポ作りはなんと新鮮だったこと♪
パワポ三昧だったオフィス生活を卒業してまだ2ヶ月。ささやかながらも培ったスキルが、早くも衰えつつあることに、衝撃。



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写真は、故郷ミンダナオの紛争について語る同級生J。